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OKRを設定して1ヶ月。設定したOKRに違和感を感じたら
特に、はじめてOKRを設定した場合、1ヶ月を経過すると設定したOKRに違和感を感じることがあるかもしれません。そんな時によくあるパターンは以下の5つではないでしょうか?
- 解決が簡単な悩み
- 新たなKRを追加したり、KRを捨てる必要を感じる
- OKRが簡単過ぎる
- 解決が困難な悩み
- OKR達成に他チームのメンバーの助けが必要で、KRメンバーに加えたい
- チームの戦略(=Objective)にフィット感を感じられない
- 上位OKRに違和感がある
本記事ではそれぞれのパターンが発生する要因と、これ対する対処法を解説します。
1,新たなKRを追加したり、KRを捨てる必要を感じる
■要因
- チームが新しく生み出したい価値や、事業のステージを変えるためのチームの方針に対して、フィット感のある成果(アクションプラン)を立てられていないことが原因です
- 自信度UPミーティングを実施して、OKRを達成するために3ヶ月間に行うべき大きな施策を洗い出し、それによって何を測るべきかをOKRメンバーとディスカッションしましょう
■対処法
- KRの目標値を変えたり、無効化したり、新たなKRを追加しましょう。既存のOKRの進捗やコメントを消さずに画面から非表示にする場合には、「OKRの無効化」を行ってください。
2,OKRが簡単すぎる
■要因
- OKRが通常業務の延長になってしまっていて、単純タスクのようになっていることが原因です
■対処法
- 【マネージャー向け】OKR導入時に知っておくべきこと(OKRとKPIの違い)を読み、事業のステージを高めるためにチームが取り組むべきチャレンジを考えましょう
3,OKR達成に他チームのメンバーの助けが必要で、KRメンバーに加えたい
■要因
このケースは、本来チームを横断したメンバーの力が必要にもかかわらず、部門と、部門内のチームにOKRの関連メンバーが限られていることが原因です
■対処法
-
【OKR設定のコツ】OKRの関係者には、チームを横断したメンバーを紐付けるを参考に、部門やチームを横断したメンバー編成を検討してください
4,チームの戦略(=Objective)にフィット感を感じられない
■要因
- 当初チームのステージを変えるために必要だと思った戦略が、状況の変化や、実際に行動を起こしてみたところ、フィット感を感じられなくなったことが原因です
■対処法
- 自信度UPミーテイングを実施し、チームのステージを変えるために必要なアクションプラン(3ヶ月間に行うべき大きな施策)を洗い出し、O/KRを設定し直してみましょう
- 当初設定したOKRに登録した進捗を3ヶ月後に振り返るために、OKRは削除せず無効化しましょう
5,上位OKRに違和感がある
■要因
- 上位の戦略が明確になっていない
- この場合、Objective責任者は上位OKRのKR責任者か関係者であるため、O責任者を起点に上位OKRのメンバーにボトムアップで戦略策定の議論に入る
- 自チームが会社全体の方向に整合できていない
- 上位OKRや、さらに上位のOKRをさかのぼり、OKRの設定を確認してください
- チームOKRのO責任者から、上位OKRのO責任者と、上位OKR全体の方向についてすり合わせてください
■対処法
- いずれのケースにおいても、自信度UPミーティングや四半期中間チェックインを行い、方向をすり合わせてください
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