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本記事では、OKR 運用のカギとなってくる「事業や部門など、広い範囲での月次のOKR進捗確認」のポイントを整理します。
目次
1.チームからの計画修正・変更の吸い上げ(1分)
2.上下OKRの「進捗のズレ」を発見したら、OKRやマイルストンを見直しましょう(2分)
3.部門・事業部からの特筆事項を全体へ共有(1分)
1.チームからの計画修正・変更の吸い上げ(1分)
事業・部門など大きな範囲でのOKRの進捗は、月次で確認していきましょう。こうすることで、全体のOKRの中からテコ入れすべきもの/諦めるものを選定し、目標達成により近づけるようコミュニケーションを取っていくことができます。
このコミュニケーションの元となる計画の修正は、週次や隔週などで行なうチームミーティングでのOKR進捗確認から発生します。以下の手順で計画修正の必要有無を確認してください。
- チームが受け持つ全ての Key Result の進捗を入力
- 進捗状況を確認し、時間が足りないために諦めるものを決めたり、目標達成に必要な重要な成果が欠けているようであれば、Key Result を追加したりします
上記で生じた計画修正を上長が吸い上げて承認し、月次ミーティングで全体に共有します。こうして全体の意識を注力事項に集中させていきます。
2.上下OKRの「進捗のズレ」が生じたら、OKRやマイルストンを見直しましょう(2分)
OKR・計画修正変更はメンバーの異動や離職の際など、予期せず発生することもありますが、それ以外のシチュエーションで修正変更をした方がいいタイミングをOKR進捗から読み取ることができます。具体的には、上位KeyResultと下位Objectiveの「進捗のズレ」です。以下に例を示します。
①上位Key Resultは進捗15%、②下位Objectiveは進捗23%です。10%弱ズレがあり、本来上位KRを達成するためのプランであるはずの下位Oを進めても、上位KRがきちんと進捗していかない懸念を読み取ることができます。
当然、時間が立てば上位KRの進捗が下位Oの進捗を上回る可能性はありますが、ズレが発生しているのを発見した場合、上位KRを達成するための下位OKRプランニングを検討し直す機会とすれば、達成プランがブラッシュアップされていきます。(5つのセルフチェックポイントもご活用ください)
※②'(2ダッシュ)は、このKey Resultを達成するために設定された下位OKRとその進捗です。
3.部門や事業部からの特筆事項を全体へ共有(1分)
チームからの計画修正やズレを踏まえて、事業部や部門として、特に注力すべきことや辞めるべきことをアナウンスし、全体の方向性をととのえていきます。
この月次ミーティングを3ヶ月に2回、ないし最低1回行なうことで、必要の無い箇所に力を注いだり、本来やるべきだったタスクに十分力を注げなかった、という状況を回避することができます。
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